NIWA AKIHITO
Atelier

FEATURE

プランと実際の暮らし方

私たちはご家族が思い描く暮らしのイメージを元にプランを考えていきますが、
実際の暮らしはどのように展開しているのでしょうか。
そこで丹羽自らお宅を訪問。
その後の暮らしぶりを観察しながら、テーマごとにプランを解説してみます。

2026.09.25
第21回
光・風・視線を調える、“窓まわりの工夫”

今回の訪問先
「鈴鹿の家」

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鈴鹿の住宅地に建つ住まいです。瓦屋根と焼杉板の外壁、木製建具の和の雰囲気があり、通りに対して落ち着いた表情になるように計画しました。通り面の一階窓まわりは格子網戸と障子を仕込むことで光や風を取り込みながら視線をやわらかく調整しています。

多層的な窓周りを気候に合わせて操作することで夏も冬も快適に過ごせ、さらに庭木や塀を適切に配置することで家はより落ち着いた場となります。
さて、ご入居後早4年が経った今、この住まいでどのように暮らされているのでしょうか。

格子網戸を造りたいんです!!

格子網戸は家づくりのご相談を頂いていた時からの強いご要望で、前面の通りには、車や歩行者の通行量が多く、視線を遮りつつも風通しを確保したい。それから格子の美しい陰影も愉しみたい。との理由からそのイメージを実現させることになりました。

“光と風を通しつつ、視線をやわらかく調える”
そんな暮らしの器を住まい手と一緒に思い描いたのが設計の始まりです。
南に大きく開いた窓には、障子、ガラス戸、格子網戸、雨戸を設えました。
差し込む光は格子の影を落とし、その移ろいが一日の時間をそっと知らせてくれるようです。
うん、これはなかなかいい!!
住まい手ご家族も大満足のご様子で一安心です。

それから、外から見ると、
中の様子はほとんど見えません!
さりげない視線の遮り方に、暮らしの奥ゆかしさを感じますね。

多層的な設えにより、豊かな空間に。

障子や格子網戸を開け放して、ガラス戸だけで過ごす時間も心地よいものです。
木製建具は外の景色を切り取った額縁のように見え、とてもお庭が綺麗に映えていました。

障子を閉めると、雰囲気もガラッと一変!
桟を太くして、格子状のデザインにすることで、和とも洋とも言えない絶妙な雰囲気に仕上がりました。
猛暑日や厳寒日には、強い日差しや冷気をやわらげるために、障子や雨戸を閉めるのもおすすめです。

歩行者目線ですと、こんな感じ。
ダイニングでお茶をしている様子は全く見えませんでした!!

多層的な構成に設えることにより、プライバシーを守りつつ、光や風、熱を適切に操作することができ、心地よい快適な空間が手に入りますね。

プランと実際の暮らし方

2024.09.04

第14回
家トレ 宅トレ

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