NIWA AKIHITO
Atelier

FEATURE

プランと実際の暮らし方

私たちはご家族が思い描く暮らしのイメージを元にプランを考えていきますが、
実際の暮らしはどのように展開しているのでしょうか。
そこで丹羽自らお宅を訪問。
その後の暮らしぶりを観察しながら、テーマごとにプランを解説してみます。

2024.10.02
第16回
L型キッチンのコーナーを活かした収納

今回の訪問先
上小口の家

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この家は10m×9mの限られたスペースに建てられた、延べ面積21坪のコンパクトハウスです。
でも、たとえコンパクトでも“家としての機能は削らない!”が私の信条。
外部にはサービスヤードや外物置に屋根付き物干しスペース。そしてバーベキューを楽しむデッキ。室内にはパントリーやウオークインクローゼット、書斎コーナーなどを盛り込むプランニングの『技』に加え、さらに暮らしを楽しく、便利にする工夫をしていますので紹介します。

隙間スペースを収納に活かす。

上小口の家はリビング、ダイニングが同じ空間で繋がったオープンな「L型キッチン」がある住まいです。
キッチンのダイニング側には引出し収納やブックラック、本棚が造り込まれており、使いやすくて収納量も十分確保してあります。

ただ実は・・、
それらに加えて、隙間スペースを活かした隠し収納があるんです!!

L型キッチンのコーナーはどうしても隙間スペースが生まれてしまいますので、“そこを収納に使いたい!“と住まい手と意気投合して生まれたのがこれ!

手前は本棚。
そして、本棚を引っ張り出すと、その奥は引出し収納になっています。
ここには雑誌のバックナンバーや大事にとっておきたい本などが収納されていました。

“魅せる収納”と“見せない収納”を併用することでダイニングが使いやすく、きれいに片付きますね。

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