NIWA AKIHITO
Atelier

FEATURE

プランと実際の暮らし方

私たちはご家族が思い描く暮らしのイメージを元にプランを考えていきますが、
実際の暮らしはどのように展開しているのでしょうか。
そこで丹羽自らお宅を訪問。
その後の暮らしぶりを観察しながら、テーマごとにプランを解説してみます。

2020.09.14
第三回
真ん中で仕切ることができる“主寝室”です!

今回の訪問先
名東の家

この家にはご夫婦と子供合わせて5人が暮らしています。
私たちが設計を始める時の最初の一歩は、まずじっくりと住まい手のお話を聴くこと。
デザインや部屋数などの具体的な希望はもちろんのことですが、例えば新居での暮らしのイメージだったり、あるいはちょっとした暮らしのお悩み事だったり、素材や設備に関する疑問だったり・・・。
様々なお話の中から、その家を設計するにあたっての大切なポイントが見えてきます。
今回は、名東の家で考えた “寝室のこと” や “助かる洗濯干し場”、“子供室スペースは将来どうなるの?” についてお伝えいたします。

“主寝室は一室。夫婦は一つの部屋で寝起きを共にするもの。” みなさん、それが当たり前と思っていますよね!?

主寝室には板の間を希望される方が多く、そこにベットを2台置くといった使い方が一般的ですが、中にはダブルベットを好まれる方もあります。 ちなみに、私はちょっとイビキがうるさいみたいなので、我が家では無理かな・・・。笑

さて、この寝室ですが、子供の成長に合わせて、結構使い勝手が変わりますよね。 例えば、子供がまだ赤ちゃんの頃。ここにベビーベットが加わります。 そして少し大きくなると、親のベット2台をくっつけて、子供を挟んで川の字に。 やがて小学校高学年くらいになると子供は自分の部屋に行ってしまい、ここでやっとご夫婦二人の寝室となる。 この変遷を考えると、ベットではなく畳の間にして布団を敷くパターンも案外合理的だったりしますので、そちらを選択される方もありますが・・・。

ここ、「名東の家」の寝室は広さ7畳半。 入って右側が奥様、そして左側がご主人のベットです。

7畳半の主寝室

この寝室、実はその真ん中に三本引きの襖を建てこんであるのですが、お分かりになりますか?

襖を開けて繋がる

一部屋の寝室、襖で左右を仕切ることもできるようにしたのですが、これはご夫婦お互いへの気遣いにお応えして設計したもの。

お二人の就寝時間が違うことで、せっかく寝付いた奥様を起こしてしまったりしないように。また、つい本を読みふけって遅くまでスタンドを点けてしまったり、あるいは私のようにイビキで迷惑をかけないように・・・。笑

あるいは、体調を崩してしまって一人静かに休みたい時などにも、ちょっと仕切って別空間にできると良いですね。

仕切ればこじんまりとした寝室に・・・

家を設計をするということは、自分たちの暮らしを見つめ直すことでもあります。 せっかく家族のための家を作るのですから、些細なことでも、気がついたことがあれば、遠慮なく設計者に相談してみることが大切です。

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