NIWA AKIHITO
Atelier

FEATURE

プランと実際の暮らし方

私たちはご家族が思い描く暮らしのイメージを元にプランを考えていきますが、
実際の暮らしはどのように展開しているのでしょうか。
そこで丹羽自らお宅を訪問。
その後の暮らしぶりを観察しながら、テーマごとにプランを解説してみます。

2020.11.16
第五回
子供部屋はコンパクトでいい・・・!?

今回の訪問先
名東の家

この家にはご夫婦と子供合わせて5人が暮らしています。
私たちが設計を始める時の最初の一歩は、まずじっくりと住まい手のお話を聴くこと。
デザインや部屋数などの具体的な希望はもちろんのことですが、例えば新居での暮らしのイメージだったり、あるいはちょっとした暮らしのお悩み事だったり、素材や設備に関する疑問だったり・・・。
様々なお話の中から、その家を設計するにあたっての大切なポイントが見えてきます。
今回は、名東の家で考えた “寝室のこと” や “助かる洗濯干し場”、“子供室スペースは将来どうなるの?” についてお伝えいたします。

“子供には思い通りの広い部屋を与えてあげたい”
と考えている方も多いとは思いますが、この家の住まい手は
“家族で過ごすリビングはゆったりと。でも子供室は必要最小限でいいんです”
と話されました。
いずれはみんな巣立って行ってしまいますから、それまでは部屋に籠らずにできるだけ一緒に過ごしたい。それに、数年しか子供室としては使わないでしょうから、スペースを割いて費用を掛けるのはもったいないと考えました。

中学生のお兄ちゃん二人と小学生の女の子の3人の子供部屋は、それぞれ約3畳半。
それでもちゃんとベットは入るし本棚も置けるので、それで十分。むしろこじんまりとしたサイズ感が妙に落ち着いて心地良く感じます。

三つの部屋は杉の厚板一枚で仕切ってありますので、将来不要になれば簡単に取り払うことができます。

3室を繋げると10.5畳の空間ができあがります。

“将来、3人の兄妹がそれぞれの家族を連れて里帰りしてきてくれたら賑やかで楽しいだろうなあ~”

 

なんて、設計当時に住まい手と話してたことを思い出しました。

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