気候風土適応住宅とは・・・
日本には四季があり、真夏と真冬だけでなく、その間には気候が少しずつ移り変わっていく中間期があります。
一年を快適に暮らすことを考えると、暑ければ冷房、寒ければ暖房という空調だけに頼るのではなく、陽射しを入れる、遮る、風を通す、といった住まいの設えを上手に組み合わせることも大切です。
深い軒、風の通り道、木や土といった自然素材、そして地域の大工や左官の技術。
こうした、その土地の気候や風土に根ざした家づくりを、現在の省エネ制度の中でもきちんと位置づけたものが「気候風土適応住宅」です。
一般の住宅とは異なり、一定の要件を満たすことで断熱性能などの外皮基準は適用除外となりますが、一次エネルギー消費量基準には適合する必要があります。
つまり、省エネをしなくてもよい住宅ではなく、その土地の自然とうまく付き合う家づくりも含めて、省エネルギーを考えていこうという仕組みです。

その可能性を探る「サステナブル建築物等先導事業」
そして、気候風土適応住宅の考え方を実際の家づくりの中でさらに掘り下げ、先導的な事例を全国から集めてきたのが、
「サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)」です。
地域の材料や伝統的な構法、職人の技術を生かしながら、現代の暮らしに必要な快適性や省エネルギー性をどう両立するか。
そうした工夫を持つ住宅を採択し、実際の暮らしやエネルギー消費なども調査しながら、これからの家づくりにつながる事例を蓄積していく事業です。

丹羽アトリエの3軒も事例集に掲載されました
このたび、こうした採択住宅を紹介する事例集のデジタルブックが公開されました。
《事例集デジタルブック》 2026年(令和8)年3月更新のデジタルブックです!
丹羽アトリエが設計し、令和5年度に採択された
「戸塚の家」 ※木の家ネットの特設ページでも取り上げられています!《こちらから》
「いなべの家」
「北名古屋の家」
の3軒も掲載されています。
いずれも、木組みや土壁、深い軒、風の通り道など、私たちがこれまで大切にしてきた家づくりに、現代の省エネルギーの考え方を重ねた住まいです。
「気候風土適応住宅」と聞くと少し難しく感じますが、考えていることは案外素朴です。
その土地の気候を読み、自然の力を上手に借りながら、心地よく暮らせる家をつくること。
今回公開された事例集には、全国各地で試みられている、そんな家づくりが紹介されています。
ぜひご覧ください◎

keishiro
