『大針の家Ⅱ』住まい手も驚く、木組みの建前

『大針の家Ⅱ』
 
 
7月末。 
予想最高気温、38度・・・棟上げから屋根の野地板貼りまで、暑い2日間の始まりです。
 
建物の4隅を清め、総勢8名の大工さんが一斉に柱を立てて行きます。
 

 
1階の柱を立て、梁をかける。
その上に2階の柱を立て、梁をかける。
 
凄く簡単に説明すると、こんな流れで棟上げは進んで行きます。
 
・・・そんな簡単に『木組み』の建前を説明してはいけない!
 
と、どこからか声が聞こえてきそうです。
 

 

  
『木組み』
 
木造の構法は色々ありますが、
 
その名の通り、木と木を組むことで骨組みを作る構法です。
 
(「木組み」についてはコチラで紹介しています → “ 大工がつくる木組み ”)
 
“ 組む ” という言葉からイメージできるように、立体パズルのように木を上下に組んで行きます。
 
当然、組む順番を間違えたらパズルは完成しませんよね・・・
 
当日作業する大工さんは、1人1人が組む順番を頭に描きながら動いているんです。
 
これが大工さんの凄い所◎
 
 
大工さんが各々判断して動いている様子を見て、住まい手のSさんも驚いたようで、
 
「棟梁が、他の大工さんに常に指示を出している姿を想像していました!」
 
と、大工さんの息のあった連携に感動していました。
 
なるほど、こんな所にも家づくりの驚きがあるんだなあ◎
 
たくさん現場を見てもらい、色んな驚きを見つけてほしいですね^^
 

 
この日は、僕も気付きが一つ。
 
屋根の上に断熱材を敷き込むと、屋根の上がよりいっそう暑くなりました。
 
屋根の上で作業する大工さんたちには過酷ですが、屋根の下での休憩は快適◎
 
それだけ、断熱材が効いているという事ですね!
 
 
 
 
さて、建前から一週間、土壁の下地になる、竹小舞掻きが始まりました。
 
少しずつ姿を変える家の様子に、新しい驚きの発見を楽しみにしています◎
 
 
 

 
 
建前初日、現場が近くということもあり、10年来の住まい手が見学に来てくれました◎
 
すっかり“木組み”の建前のファンになった『徳重の家』の住まい手も一緒に、記念に一枚!
 

 
 
9月には平屋の家の建前があります!
 
沢山の人に見て頂きたいです◎
 
 
yoshiyuki

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