もうすぐ上棟!!

昨年末から着工している「北名古屋の家」が3月10日にいよいよ上棟を迎えます◎   この家の造り手は工務店の江口材木店と大工の日置建築です。 上棟に向けて約2ヶ月半、手刻みでコツコツと加工を進めて頂いてきました。   今回は住まい手のMさんご家族とそのご両親と共に加工場へ行って、大工仕事の奥深さに触れさせてもらいました!!   私たちや造り手は何度も家づくりに立ち会っているので見慣れた……

木組みベッドを開発!

丹羽アトリエの住まいづくりで大切にしていることをベッドに詰め込みました!! 名付けて“木組みベッド” そのままですね(笑) 開発のきっかけは住まい手からのご要望なのですが、 実はかねてより・・・ 天然乾燥された国産杉を使ったベッドがあったらいいのに! 住まい手自身がベッドを半分DIYで作れないか!? 造ること、組み立てることも愉しめる家具があってもいいんじゃないか!! 構法の確……

収納家具の打合せ

今年の春に完成予定の「いなべの家」の住まい手Fさんと収納家具の製作前打合せをさせて頂きました! 私たちの家づくりでは設計段階から収納計画をじっくりと相談させて頂き、それに合わせた造り付け家具を製作いたします。 ただ工事が始まって、暮らしのイメージが出来てくると“やっぱりこうしたい!”というご要望も出てきますので、やはりこのタイミングでの打合せは大切ですね! 住まい手・造り手(家……

墨付け加工が始まってます!

2024年、今年も良い家づくりに邁進致します! 江口材木店さんの加工場では、年明けから「北名古屋の家」の墨付け加工が始っています。 つくり手は、現場監督に江口さん。そして大工は日置さんと日比野くん。 この三人とはもう長いお付き合い。何軒も建ててもらってます。 墨付けが少し進んだこのタイミングで一度打ち合わせをします。 それは、それぞれのポジションからこそ気が……

2024年、ぜひ良い年にしましょう!

2023年も残りあとわずかとなりました。 私たちの思い描く “家づくり” は「住まい手」と「つくり手」、 そして私たち「設計者」が直接顔を合わせ、会話をし、心を通じ合わせてこそのもの。 パンデミックもやっと終息し、元のように人と人の交流に自由が戻ってきて本当に良かった! 暮れには恒例の『薪割り会』と『忘年会』を開くことができました。 『薪割り会』の会場は『牛山の家』……

現場見学会

『東浦の家 Ⅱ』を舞台に、大工さんの作業場見学から始まった現場見学会。 今回は、荒壁も乾いて、大工さんが床板や壁板、造り付けの棚などをつくり込んでいる段階の現場を見学していただきました。 見学していただくポイントは、「外壁の焼杉板が風雨から建物を守るためには、どんな納まり上の工夫がされているのか」、「一枚ずつ表情が微妙に違う個性のある杉の壁板を、見栄えよく貼る大工さんの心遣いとは」な……

サステナブル住宅の推進と補助金

地球温暖化対策が建設部門にも求められる今、国は省CO2を実現する建築を推進するための取り組みをしています。 国土交通省では、「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」や「サステナブル建築物等先導事業(気候風土型)」などの補助金制度によって、サステナブルな住宅の新築や改修プロジェクトの事例を募集し、先導的事例として収集をしています。 今回は、この補助金制度について紹介をしていき……

今注目のサステナブル住宅!実は木の家そのものだった

こんにちは、住宅設計を手掛けている建築士の丹羽です。 近年、環境に優しい「サステナブル住宅」が多くの関心を集めつつありますが、皆さんはご存知でしょうか。持続可能な社会の実現が言われる今、どんな家をどのようにつくるのか。そして、その家ではどんな暮らし方ができるのかを、一度考えてみましょう。 ここでは、自然素材のこと、エネルギーを使い過ぎない家、大切に永く暮らす、といった視点で「サステナ……

戸塚の家 刻み見学会

横浜市戸塚区で建築する「戸塚の家」の刻み見学会を開催しました! 刻み見学会!? 刻みってなに!? と、思われる方も多いのではないでしょうか? 簡単に説明しますと・・ 刻みとは、木造建築物の構造を加工することを指し、特に大工が手作業で行うことを「手刻み」と呼びます。 一方、一般的にはその工程を工場でオペレーターが操作して機械的に加工する「プレカット」が主……

「木組みの家」の魅力!その特徴とは!

こんにちは、住宅設計を手掛けている建築士の丹羽です。家選びは一生に一度の一大事業。一口に「木造住宅」と言っても、そのデザインも工法も様々。まず何から考えていったら良いのか悩んでしまいますよね。 そこで今回は、木造の工法にはどんな種類があるのかをお話しいたします。そしてその中でも、特に丹羽明人アトリエが採用している伝統工法の「木組み」の特徴と魅力についてお伝えしたいと思います。ぜひ参考にして……

土壁ってボロボロ崩れないの?の疑問にお答えします!!

こんにちは、住宅設計を手掛けている建築士の丹羽です。近年、自然素材への関心が高まる中で、特に注目されているのが「土壁」です。伝統的な日本家屋ではごく普通に使われてきた土壁ですが、現代の住宅にもその魅力は色あせることがありません。 はじめに本来の土壁とは さてそこで、よく「土壁ってボロボロ崩れないの?」とご質問をいただくことが多いので今回はその疑問にお答えしようと思います、が、その前に……

やっぱり日本の大工はすごい!

「いなべの家」が無事上棟いたしました。 もちろん、プレカットではなく、大工の手刻みによる建前です。 現場に運び込まれた部材って、一体いくつくらいあると思いますか? まず柱、梁、土台、貫が260本。 面戸、破風、鼻隠しで70パーツ。 その他、細かな込み栓やダボが290ケ。 全て合わせると、なんと620もの部材が写真のように緻密に加工されて、この建前の日を……

東浦の家Ⅱ 気持ちの良い現場!

東浦の家Ⅱが少しずつその姿が露わになってきております! 今日は外壁の焼杉板を張る前の防水チェックをしてきました。 完成後に見えなくなってしまうところこそ、入念に。 嬉しいことに、土壁の現場は涼しいんです!! 一歩中に入ると、少し冷んやりと感じ、明らかに内外の体感温度が違います。 さらに、通風に配慮して窓を配置していますので、気持ちの良い風が通……

いなべの家 建前間近!!

9月15日に建前を予定している「いなべの家」の住まい手Fさんと一緒に大工の加工場に行ってきました! いなべの家を建ててくれる大工さんは日置建築の日置親子です。 振り返ると、丹羽と日置棟梁は30年来の付き合いだそう・・!! 今回もFさんご家族のために腕を振るってくれています◎ いなべの家もやはり“木組み土壁の家”ですので、着工〜建前までの3.4ヶ月の間、この家の刻み……

若手を育てる!

『東浦の家 Ⅱ』 が無事に上棟いたしました。 施工は杉江建築さん。もう長いお付き合いです。杉江さんは、地域に根ざして代々大工を家業とする4代目の親方。大工の腕は素晴らしく、丁寧で正確で綺麗! まだ50歳代ですが親方としても才覚も素晴らしく、既に弟子を輩出されていています。そして、いよいよ今回は若手のけいし君に墨付けを任せることに。 前日は緊張のためか、お腹を壊していた……

“ 餅投げ ” 

6月4日、『東浦の家 Ⅱ』が無事に上棟いたしました。 今年は早い梅雨入りで、かつ、台風2号の影響で雨天続きの中、奇跡的にも前後三日間がポッカリと晴れマークに。 施主Mさんの日頃の心がけの良さが、このお天気を引き寄せたに違いありません!   さて、今ではほとんど行われなくなってしまった「餅投げ」、または「餅まき」ですが、 “せっかくの機会なので是非やります!”……

アトリエの新陳代謝

私たちは住まい手の暮らし器を設計させて頂いている身ですので、 いい家づくりをするためには、まず自分自身の暮らしを充実させよう!とスタッフ一同心がけています。 職場環境も大切な要素の一つです。 気分を変えてレイアウトを変えてみたり。 私たちが心地良いと思う素材を使ってみたり。 新しい家具を取り入れてみたり・・。 そのようなことが暮らしの中の小さな愉しみでもありま……

信州 なかなかいい旅 その3

長野の旅、三日目は松本の町をぶらぶら。 なかなか行けなかった「松本民芸館」では、お目当ての ”ゴッホの椅子” にやっと会うことが! この椅子はスペインの民藝家具とでもいうのか、かつては、どこの家にもあったと言われるほどの最も一般的な椅子なんだとか。 あのゴッホの絵にも何度か描かれていることから「ゴッホの椅子」と呼ばれるように。 シンプルな構造美。それと、ザ……

信州 なかなかいい旅 その2

気楽な ”夫婦旅” の後半は、戸隠を後にして安曇野に立寄って松本へ 。 「きっと天気が良ければ、この辺りから北アルプスの絶景が見えるはず」 なんて話していたところに、霧の中から突然視界に現れたのが三重塔の美しいシルエットが! と、思わず車を止めました。 ここは戸隠から安曇野へ向かう途中の小川アルプスラインに建つ、 ”北アルプスを望む天空の寺” 高山寺。 ……

信州 なかなかいい旅 その1

今年のゴールデンウイーク前半は妻と二人で信州の旅。 “パワースポット人気No.1” と知って、妻がとても行きたがってた戸隠神社へ。 宝光社、火之御子社、中社、九頭龍社、奥社の五社をめぐる参拝は、中社までは車。 そこから先の奥社までは標高差140mの行程を徒歩。 いやー、なかなかの登り道で膝はガックガク! 笑 参道の途中の杉並木は樹齢400年。 ……