“伝統型の木の家づくりに関する研究”

丹羽アトリエの家づくりを国立名古屋工業大学4年(現在修士1年)の学生さんが卒業論文としてまとめてくださいました。
 

 
テレビや雑誌などのメディアで 「木の家」 という言葉が多用されている事からも伺えるように、
木の家に対する関心は大変高まっている一方、
町場の職人技術を活かした「伝統型の木の家づくり」は衰退傾向にあります。
 
“山から街” 、 “川上から川下” までを繋ぐこの家づくりは、
多くの生業に関わる事で経済活動を発生させると同時に、
職人の技術の継承の機会をつくる。
また住まい手においては、設計から施工までの過程に広く関わる事で、
普段とは違う視点での学びを得ながら、今後の暮らしに向き合う機会にもなっている、
という事を彼女は見抜いてくれた。
 
住宅を建築することだけに留まらない、有意義な “伝統型の家づくり” の継承を目的に、
我々の他にも、林業家、大工、左官、建具職人、家具職人、そして住まい手家族にも積極的に聞き取り調査を進める彼女の実行力には頼もしさを感じます。
東は神奈川県から西の徳島県まで。また、植樹ツアーや大工の加工場見学会、現場勉強会などのイベントにも積極的に参加しつつ、まさに東奔西走して調査研究してくれました。
 
事務所を設立して以来、この家づくりに取り組んで四半世紀が経った節目の今、
これまでを振り返り、この先に目を向けるにあたっては、
この論文はとても有り難い資料であり、
また、大きな励みにもなりました!
 
今後もぶれる事無く “伝統型の木の家づくり” を続けていきたいと思っています!
 
akihito