”大工の刻み加工の技に触れる” 見学会レポート

先日、大工の刻み加工を行っている工場で、ちょっと “コアな見学会” を開催しました。 会場は「緑ヶ丘の家」の施工を担当していただいている江口材木店さんの加工場。 木の家づくりは ”日本の山の木を活かすことから” まずはじめに、今回の見学会の背景となる「日本の山の木を活かす家づくりの大切さ」について、参加者の皆さんと共有。日本の山を守るためには、適切に木を伐って使い、また植えてい……

オリジナルキッチンをデザインする

丹羽アトリエでは住まい手のご希望を細かなことまで一つ一つお聞きして、一軒一軒オリジナルのキッチンをデザインしています。 ”食事” は日々の暮らしに彩りを添えるちょっとした ”イベント” のようなもの。「今日は何を食べようか!?」とワクワクできるのも、暮らしの中の豊かさの一つですね。 で、食事がイベントなら、その舞台となるキッチンは、まさに “ステージ” 。どんなキッチンにするかで、料……

瀬戸の家Ⅱ 土壁が塗れました!!

春の陽気が続きますね♪ 瀬戸の家Ⅱでは土壁が塗れましたので、“現場では”乾燥期間に入っています。 乾燥期間中にいい天気が続くとなんだかお得な気持ちになります(笑)    “現場では”しばらく動きがありませんが、この乾燥期間を使って大工さんの加工場で、この後の造作工事の前加工を進めて頂いております。 旦那さんの趣味のための工房。土壁が塗られて部屋の雰囲……

緑ケ丘の家の家づくりが始まりました!

この春から尾張旭市の「緑ケ丘の家」の刻み(構造の加工)が始まっており、この日は産直の杉の構造材が搬入されたそうなので、材料の確認と構造の打合せをしてきました。 造り手は江口材木店と日置棟梁チームです。(左が日置棟梁、右が弟子の日比野くん) 住まい手の暮らしに合わせて無駄なく設計しているため、構造がそのまま使い勝手に直結しているところが多く、シビアなところはより丁寧にすり合わせ……

もうすぐ完成です!

「押沢台の家 Ⅱ」が3月末に完成します。 それで、現場での最後の相談事は・・・襖紙の色決め! 吹き抜けに面した二階個室の小窓は、少し柔らかな雰囲気にしようということで、板戸ではなく紙貼りの襖戸にします。 色決めは、やはり現場のその場所でサンプル帳を見ながらの方がイメージが掴みやすいので、いつもそうするのですが、これがなかなか楽しいのです。 「もう少し明るい色がいい……

”伊那の家” 進んでいます!

寒さも緩んできましたので、「伊那の家」の母屋の基礎工事が始まりました。 着工は去年の6月。 まず、農小屋を建てて、そこを「刻み小屋」にして母屋の架構刻みをしています。 母屋の建前は4月。いや、5月になるかもしれません。 急がない、いそがない! 勿論、施主も了解の ”ご当地リズム” なのです。 笑 コツコツ丁寧につくって貰っています。 そして現場の……

北名古屋の家 本日お引渡し

本日は北名古屋の家の『お引渡し』でした!! 住宅設備の扱い方から木の家のメンテナンス方法などを住まい手Mさんと工務店の江口さんと確認してまわりました。 住まいの設備は日々進化しており、便利でメンテナンスが簡単なものが沢山出ていますね。 それらの説明を江口さんに細かく実演して頂きました。 板張りのお風呂のメンテナンスは意外と簡単、 使い終わったら、……

薪割り会2024

今年も『牛山の家』の住まい手にお誘い頂いて“丹羽アトリエの住まい手交流会”にもなっている薪割り会に行ってきました!! 現在設計中、建築中のお施主様と既に完成している住まい手が木の家づくりや暮らしぶりのお話をつまみに、食べながら、飲みながら楽しもう!と、皆さん毎年楽しみにしております。 お昼ごろから集まり始めて、まずは薪割り体験。 不慣れな薪割りでもパカーン!と割れると自然と笑顔……

押沢台の家Ⅱ 防水チェックをご一緒に!

外部の窓周りや断熱材、防水紙が納まったところで、住まい手Kさんとご一緒に現場で確認してきました!! 壁の中はどうなっているのか!? 外壁を貼ってしまうと見えなくなってしまう部分ではありますが、木の家ならではの工夫がたくさん詰まっています。 下の写真は「渡りアゴ」と言って、木と木を噛み合わせるように組む工法ですので、外壁から構造材が飛び出ています。 これによって丈夫な骨組み……

北名古屋の家 もうすぐ完成!!

仕上げ工事も終盤に差し掛かりましたので、この日はインテリアモリソンの森さんに登場してもらい、カーテン・ブラインドのご相談をさせて頂きました。 木と土でつくられた家ですので、その雰囲気にあった生地をご紹介してもらいながら決めていただきました◎ 残るは「お庭・外構」のご相談です! 最後まで家づくりを楽しんで頂けたら幸いです。 「北名古屋の家」の紹介ページ keishir……

土壁の技術を伝え残したい!

『伊那の家』の土壁を塗ってもらう予定の若い左官屋さんが、愛知の『押沢台の家Ⅱ』の現場に今日と明日の二日間で体験留学に来てくれた。 昔は “仕事は教わるものでなく、見て盗むもの!” と言って、なかなか教えてはもらえなかった様だが、今はそんなこと言わず、技術継承のために教え合う時代。 これで信州でも、また土壁の文化が再開していくと良いなあと思う。 akihito ……

大学生のインターン

夏休みを利用して、富山大学3年の学生さんがインターンシップに来てくれました。 丹羽アトリエのホームページを見て、一つ一つの家に詰まった住まい手の思いが施工紹介からよく伝わったこと。また、実際の暮らし方の紹介に惹かれ興味を持ったのでインターンに応募してくれたとのことでした。 私が “特に伝えたい!” と思っているところをギュッと掴んでくれていて感心し、即OK !   初日は、まず……

高校生のインターン

高校2年生の女子がこの夏休みを利用してインターンシップに来てくれました。  “建築士になりたい” と言うので、大歓迎で受け入れました。 この人材不足の時代に建築士になりたいだなんて、とても嬉しいことです。 日本語の他に英語とポルトガル語が堪能で、さらに絵を描くことも得意だとのこと。きっと、その “得意” が設計の仕事でも活かせるんじゃないでしょうか。 まず初めに、設計事務……

新しい家づくりがはじまっています!

この秋に着工する予定の「瀬戸の家Ⅱ」の紹介ページを作成しました。 木組み・土壁の家で、住まい手のオリジナリティ溢れる計画になっています。 これまで住まい手ご家族と膝を突き合わせて計画してきたことが、職人の手仕事によって実現していく過程は何よりも愉しい時間です。 一生に一度の家づくりですから、ご一緒に愉しんでいきましょう!! 《 ↑瀬戸の家Ⅱの紹介ペ……

90分の初講義

大学の講義でお話をさせて頂くのは、実は初めてです。 愛知産業大学建築学科の『環境デザイン』の授業。 我々が学生だった頃には無かった科目です。   事務所設立以来、この30年の家づくりで、 学んできたこと、考えてきたこと、取り組んできたことを下敷きにしてお話ししました。   しかし、こういった機会が頂けることはありがたいですね。 自……

間もなく完成です!

『いなべの家』は床の養生シートも外されて、 「現場」が一転して、いよいよ “住まい” らしくなってきました。あとは薪ストーブとペンダント、ダイニングテーブルなどが入れば完成です。 これは基本設計時に描いたスケッチですが、さて、この絵のようにイメージしていた通りの家になるでしょうか。 4月27日(土)、28日(日)に完成見学会を開催させていただきます。 イメ……

デッキでマッタリ

「いなべの家」工事も終盤となって、大工さんもほっと一息。住まい手と日置大工、高橋監督とデッキでマッタリと談笑。 このデッキでは ”休日の朝の、ゆっくりめの朝食””お花見をしながらバーベキュー””ゆっくり読書””夜、ぼんやりとランプを灯して水割り” そして雨の日は “物干し” 心地の良い外空間を体験しに来ませんか? 4月27日(土)、28日(日)に完成見学会を開きます。是非……

伐採ツアー!!

”せっかくの家づくりなのですから、   この機会にしか体験できないことをやってみよう! 楽しもう!” というのが丹羽アトリエの家づくり。 ということで、二組のご家族と一緒に八百津の山へ伐採に行ってきました。 「さあ、好きなのを選んでください!」   って突然言われても困りますよねっ!? でも、特に難しいことではないんです。 太さと、それから真っ直……

もうすぐ上棟!!

昨年末から着工している「北名古屋の家」が3月10日にいよいよ上棟を迎えます◎   この家の造り手は工務店の江口材木店と大工の日置建築です。 上棟に向けて約2ヶ月半、手刻みでコツコツと加工を進めて頂いてきました。   今回は住まい手のMさんご家族とそのご両親と共に加工場へ行って、大工仕事の奥深さに触れさせてもらいました!!   私たちや造り手は何度も家づくりに立ち会っているので見慣れた……

木組みベッドを開発!

丹羽アトリエの住まいづくりで大切にしていることをベッドに詰め込みました!! 名付けて“木組みベッド” そのままですね(笑) 開発のきっかけは住まい手からのご要望なのですが、 実はかねてより・・・ 天然乾燥された国産杉を使ったベッドがあったらいいのに! 住まい手自身がベッドを半分DIYで作れないか!? 造ること、組み立てることも愉しめる家具があってもいいんじゃないか!! 構法の確……