春奈の現場ルポ その8 (上棟 午後)

午後も順調に作業が進む中、住まい手さんにも建前に参加して頂きました。
 
4寸角(12cm角)の垂木が金輪継ぎになっているので
つないで、込み栓を打ち込む作業をしてもらいました。
ご夫婦と息子さんの家族みんなが体験。いい思い出になるといいな。
  

 
 

 
 
と、金輪継ぎの作業をしている間にこの家のポイントのひとつとなっている柱が立っていました。
 

 
リビングの吹抜け、階段の親柱として立つ桧の磨き丸太...枝付きです!!
作業場に横たわっていた時はイメージが湧きにくかったのですが、
立ってみると枝のバランスが絶妙に良くて、何だかとても魅力的です。 
 
早速、枝付き柱も家族の一員。すぐに仲良くなりました。
 

 
 

そしてこの家のもうひとつのポイント。杉の磨き丸太の母屋です。
この木は住まい手さんが実際に山へ行き、伐採する所を見届けた木でもあります。
しっかりと納まりました。
 
これからどれだけの歳月をこの家は経験していくんだろう...
色々な話しを語り継ぎながら、長く愛着をもって住み継いでいってほしいです。
 

 
 
さて、いよいよ皆でがんばって継いだ垂木のかかる時がやってきました。
一番長いもので3本つないで12.5mあります。
 
レッカーで吊っても金輪の継手はびくともしません。
これだけ長いものが頭上で吊られていると、圧巻です。
 

 

 
 
台風が接近していたので、天気がとても心配でしたが
何とか一日もってくれました。
作業も順調進み、一日で構造材の全てが組み上がりました。
 
最後に建前の記録として棟札を掲げ、
全員で今日この建前を無事に終えれた事への感謝と、今後の工事の安全、
建物と住まい手さん家族の無事と繁栄を祈念し、
二礼二拍手一礼で締めました。
 

 
この拝礼をすると、建前が終わった事への一安心と
これからまた竣工へ向けてのスタートなんだと思い、
気持ちが引き締まります。
 
今日は棟梁含め、監督さん、大工さん、レッカーさんお疲れさまでした!!
 
現場レポも引き続きお伝えしていきますので、宜しくお願いします。
では、また!! 
 
 
haruna

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