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『鍜治ケ一色の家』リノベーション見学会!

2018-02-16

『鍜治ケ一色の家』の完成見学会は、
家づくりを考える沢山の方にお越し頂き、とても賑やかな2日間になりました。
 

 
『鍜治ケ一色の家』は昭和49年築の木造住宅のリノベーションです。
 
リビングの天井に表わしになった丸太梁や、古建具の味わい深い雰囲気を取り入れた、
リノベーションならではの個性的な家の見学を皆さんに楽しんで頂きました◎
 
 
工事前と見比べると・・・
 

 

 
ご覧の通り!
広々としてとても気持ちの良い空間になりました!!
 
 
リノベーションの目的は、
耐震改修はもちろん、今の生活に馴染むように間取りを更新する事です。
今回も、間取りや収納計画について、じっくり相談して暮らしの場をつくり変えました。
 
家づくり検討中の皆さんも収納計画には関心が高く、
 
「この引出しには何を入れるの?」
「私だったらこんな収納が欲しいなー」と、話が広がります。 
 

 

 
特に、
Wood Works GEPPETTOさんと一緒に作る「無垢の木のオリジナルキッチン」は見所満載。
(棚の下にはワイングラスホルダーを取付けます。奥さんの好みが詰まったシックでおしゃれなキッチンが出来ました。)
 
キッチン収納に関しては、沢山の便利アイテムをつくってきたので、こちらも是非ご覧下さい。
→→<キッチンオリジナルアイテム>はこちら
 
 
『鍜治ケ一色の家』では、こんな可愛らしい一角も。
 

 
家族みんなの洗面台と分けて作った「化粧台」
 
毎日のお化粧を楽しめるように、明るく気持ちのいい場所につくり付けました。
 
 
今回も沢山の方と家づくりのお話ができた楽しい見学会になりました!
 
 
次回は3月3日、4日の小さな平屋の家の完成見学会です!
 

 
みなさん是非お越し下さい◎
 
 
yoshiyuki
 
 

水屋箪笥 帳場箪笥 のリノベーション

2016-07-05

屋根裏部屋からこんな家具が出てきました。
 
一つは水屋(台所のこと)に置いて食器などを入れた『水屋箪笥』。
 

 
 
まだ、冷蔵庫が無かった当時は食べ物なども入れていたので、
風通しやハエ除けのために、一部に網を張ったりしたものが多くあります。
 
 

 
飾り格子が破損してますので、
ちょっとひと工夫して直します。
 
 
それと、もう一つは家業で使われていた『帳場箪笥』。
 

 
ご商売をされていたこの家の帳場に置かれたものだと思われます。
 
帳簿や金品などの大切なものをしまった箪笥で、
鍵が掛けられるようになっていたり、
沢山の引き出しに分けられているのが特徴です。
 
 

 
 
 
そして、中を見てみると、
背板の隙間を塞ぐように貼ってあったものは・・・、
 

 
大黒様と、
 

 
恵比寿様。
 
帳場箪笥だけに『五穀豊穣』、『商売繁盛』!!
 
かつては、家の至る所に、身近に神様がいたのですね。
 
 
これらの家具をリノベーションして再利用することにしました。
さて、どんな家具に生まれ変わるのでしょうか・・・!?
 
 
見学会でお目にかけますので、お楽しみに!!
 
『御供所Ⅱ』の完成見学会へはこちらからお申込み下さい

[北名古屋市の家] リノベーション

2016-04-13

昭和49年に建てられた家のリノベーションです
 
 

 
 
新築してから40年が経ち
 
ここに住まう家族の構成が変わり
 
そして 生活様式も大きく変化しました
 
 
 
かつては 結婚式や法事 葬儀など
 
親族が集まる祝祭儀の場でもあった『家』ですが
 
いまでは 家族の日常の暮らしを第一に考えた『家』へと
 
住まいのあり方が大きく変化いたしました
 
 
 
残すべきところは残しつつ
 
今の生活に合わなくなった部分を変えて
 
新旧相まった この家ならではの
 
魅力の有る住まいへとリノベーションします
 
 
また これを機に
 
耐震性も充分確保していきたいので
 
まず
 
全体の骨組みがどのようになっているのかを調べます
 

 
 
腐朽やシロアリによる痛みは無いかを確認し
 

 
壁の中の土壁の状態や
 
下地の様子を確認し
 

 
 
床が下がったり
 
柱が傾いていないかを レーザーで計測します
 
 

 
 

 
 
 
調査の結果
 
思ったほどの痛みや狂いが無い事が確認できました
 
まずは 一安心です
 
 
 
さあ それではいよいよ設計開始!
 
どんな家に生まれ変わるのか・・・
 
 
また ご報告して参りますので
 
どうぞお楽しみに!!

[御供所の家 Ⅱ ]その3・・・屋根の葺き替え

2016-01-21

土葺きの瓦を総て降ろし終えました。
 

 
瓦の枚数は、
大屋根が約3180枚、下屋が1310枚。
合わせて4490枚です。
 
高く積み上げられた棟瓦や大きな影盛鬼瓦の重量も合わせると、
重量は17800kgです。
さらに葺き土の重量が約9000kgですので、
合計すると26800kgになります。
 
実にトヨタのプリウス20台分の重さが屋根の上に載っていたことになります。
 
 

 
そこで今回、「土葺き」を「桟葺き」に変えることで土を総て降ろし、
さらに、棟瓦を少し低くして、
鬼瓦も少し小振りのシンプルなもの変えることにしました。
 
この変更で減らすことができた重量は12500kg。
プリウス20台のうち、9台を屋根から降ろしたことになります。
 

 
 
地震で揺さぶられた時に掛かる負担は、
頭の上に載せた荷物が軽くなればなるほど小さくなります。
 
 
 
屋根が葺き上がりました。 
 

 
どうですか?
荷物が軽くなって、
少しホッとしているように・・・見えませんか?!
 

【御供所の家Ⅱ】その2・・・解体

2015-12-18

この建物がこの場所に移築されて約130年。
 
永い年月の間に生活スタイルも大きく変わり、
それに伴って家は改造や手直しのために、
幾度も手が加えられてきました。
 
こうして解体をしていくと、
至る所にその痕跡が現れてきます。 
 
 
真っ黒に煤けた壁や梁。
 

 
この空間、昔は土間だった。
竈(かまど)に火が焼べられ、
さんどさんどの煮炊きが、ここでされていたんですね。
 
 
板張りの壁の裏からこんな墨絵も出てきました。
 

 
襖に貼られていました。
 
ご先祖の何方かが描かれた絵のようです。
 
 
ここに暮らした方々の営みが偲ばれます。
 
 
 
また、こんなメンテナンスの跡も見受けられます。
 
重い屋根の荷を背負った柱が地伏(土台)にめり込んでしまっています。
 

 
沈み込んだ柱を上げるために、堅木の介物がしてありますね。
 

 
湿気で腐食も進んでいましたので、
ジャッキで揚げて新しい材に変えることにしました。
 

 
 
 
 
そして、こんなことも・・・!
 

 
あるときのリフォームの際に切断されてしまった梁。
 
 
うん〜、これは痛い!
 
 
もちろん、
このあと新しい梁に差し替えて、もとの通りに繋いでおきました。
 
 
 
 
瓦の葺き土です。
 

 
かつては土を載せて瓦を葺いていましたが、
それには幾つかの理由があります。
 
ただ、耐震性を上げるための手段として、
今回はこの土を降ろして桟葺きにいたします。
(桟葺き:土を使わず、木の桟に瓦を引っ掛けて葺く工法)
 
 
 
この家のリノベーッションを託す今井棟梁。 
 

 
年期の入った後ろ姿が何とも頼もしいです!
 
 
 
解体を終えて、
いよいよ新たな手を加えて行きます。
 
 
乞うご期待!

 

【御供所の家Ⅱ】その1・・・明治の大工とコラボでリノベ

2015-11-11

さあ、いよいよ始まりました!
明治22年に移築された民家のリノベーションです。
 
いまの地に移築されて、実に130年ほどが経ちます。
移築前は、私が住む小牧の陣屋の一部だったとか・・・。
 
 

 
母屋は延べ面積、約85坪。
中門に覆い被さる大きなシャシャンボの木が、その歴史を物語っているようです。
  

 
明治の頃の写真と見比べると、ほとんど外観は変わっておらず、
当時の佇まいを今に残しています。 
 
 

 
内部は畳の間が6室。 
 
 

 
そして、昭和に入ってから一部が改装され、
当時流行った化粧合板で仕切られた応接室や食堂などがあります。
 

 
 
 
ご先祖様から代々受け継がれてきたこの建物を、
さらに永く受け継いでいくためには・・・、
 
1.耐震性を可能な限り上げること。
 
そして、
 
2.できるだけ今の生活スタイルに馴染むプランに変えること、です。
 
 
 
さて、設計の前に、まずは現況調査です。
 
初めに、床下に潜ってみます・・・。
 

 
もちろんコンクリート基礎などありません。
丸い玉石の上に建つ、いわゆる石端建て構法の建物です。
 
 

 
これは『地伏』(じふく)、『地覆』とも書きますが、
玉石の上に横たえて、柱を受ける部材です。
 
家の中央で、大きな土葺きの瓦屋根の重さを一手に受けている感じですね。
その重さで柱が地覆にめり込んでしまっています。
 
どうやら、以前にも補習されたようで、
板を一枚挟み込んで、沈んだ柱を上げられた様子が分かります。
 
 
 
次に小屋裏です。
 

 
見て下さい!
 
よくもまあ、こんなに曲がりくねった丸太を上手く組んだものです。
X・Y・Z方向、三次元の木組みの技には驚くばかりです。
 
これぞ “ 日本の大工の技 ” ですね。
 
 

 
この部分はご覧の通り、
随分煤けて黒くなっているのが分かります。
 
この下はかつて、きっと土間空間で、
オクドさんで毎日、火が焚かれていたに違いありません。
 
 

 
さらに奥に進むと、
床が張られた『つし』がありました。
 
 
 
さあ、この古民家をどのようにリノベーションするのか・・・。
 
百年を超える昔の大工とのコラボレーッションです。
 
 
引き続き、この先もご紹介して行きます。
お楽しみに!
 

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