9月27日・28日、岩倉の家が建前を迎えました。
秋晴れの空の下、木組みの構造が次々と組み上がっていく光景は、何度見ても心が躍ります。
大工さんたちが声を掛け合い、息の合った動きで柱を立て、梁をかけていく。
その一つひとつの動作に、経験と技、段取りの良さがにじみでていました。

金物を使わずに、木と木が組み上がっていく瞬間は圧巻です。
一本一本の材が組み合わさることで家の骨格となり、力強い佇まいを見せてくれます。
これまで住まい手とともに思い描いてきた形が、現場で段々と現実のものになっていくこの瞬間は言葉にならない感動があります。
建前の様子をご覧になった住まい手も、目の前で立ち上がっていく我が家の姿に深く感動されていました。
「家ができていく」という実感を強く感じていただけたのではないでしょうか。
さらに今回は、
家づくりをご検討されている方にも現場を見学していただきました。
実際の木組みや大工さんの仕事ぶりを間近にご覧いただくことで、ご自身の家づくりの参考にしていただけたのではないかと思います。
二日間にわたり、家の骨格がほぼ立ち上がり、いよいよ「家らしい」姿が見えてきました。
ここからまた土壁の工事に向けて、ひとつひとつ丁寧に進めて頂きます。


keishiro