コンパクト & 多機能な家
千秋の家
- [坪数] 22.7坪
- [所在地] 愛知県一宮市
- [工事種別] 新築
- [構造・規模] 木造平家建て
- [家族構成] 夫婦+子供1人
愛知県一宮市の、約100坪のゆったりとした敷地に建つ、ご夫婦とまだ幼いお嬢さん、3人家族の住まいです。
奥様のご実家が所有する農地の一部を分筆し、建築許可を取得して家づくりが始まりました。
住まい手と初めてお会いしたのは、以前、大工さんの加工場で開催した「大工仕事の見学会」でした。
現在の家づくりでは、工場で加工された材料を現場で組み立てるプレカットが一般的になっています。そんな中で、熟練した大工が一本一本の木を見ながら、墨を付け、手で刻んでいく仕事を間近に見ていただきました。
経験を積んだ職人ならではの緻密さや正確さ。そして、均一ではない自然素材の「木」の癖や性質を読み、それぞれの木を適した場所に使っていく技術。その仕事に初めて触れ、魅力を感じてくださったことが、丹羽アトリエとの家づくりの始まりでした。
この家では、構造の柱や梁に東濃桧を使います。
選んだのは、東白川村で、東濃桧の魅力をさらに引き出す「天然乾燥」にこだわって木材を生産している『東桧』さんの木です。
住まい手と一緒に東白川の山を訪ね、製材された木材も見せていただきました。そこで感じた桧のなんとも言えない香りと、素直で美しい木目。実際に木に触れ、その魅力を確かめたうえで、「この木で家をつくろう」と決まりました。
杉には杉の良さがあり、桧にはまた違った魅力があります。
今回の東濃桧が、大工の手仕事によってどのような架構となり、住まいの表情をつくっていくのか。私たちも楽しみにしています。
住まいの大きさは22.7坪。決して大きな家ではありません。
けれど、キッチンの脇にはパントリーを設け、ウォークインクローゼットも確保。洗面室と脱衣室はそれぞれ独立させました。庭の畑とつながるデッキスペースや、建物の裏手には自転車置き場も設けるなど、日々の暮らしに必要な機能をコンパクトな中に丁寧に納めています。
面積を大きくするのではなく、家族の暮らしに必要な場所をきちんと考え、庭や畑といった外の空間まで上手に使いながら、のびやかに暮らせる住まいを目指しています。
プラン
スケッチ・模型
