
それぞれの居場所がある家
サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)とは、地域の気候風土に応じた建築技術の継承・発展と低炭素社会の実現に貢献するため、伝統的な住文化を継承しつつ、環境負荷の低減を図るモデル的な住宅の建設に対して、国が建設工事費の一部を支援するものです。
戸塚の家
- [竣工日] 2024年7月
- [坪数] 30.8坪
- [工事種別] 新築
- [家族構成] 夫婦 + 子供2人
- [構造・規模] 木造二階建て
- [所在地] 横浜市戸塚区
横浜市戸塚区の住宅街に建つ、約30坪の木組み土壁の家です。住まい手はご夫婦と二人の男の子、四人家族です。
Oさんと初めてお会いしたのは今から三年半前、「いちご島の家」の建前見学会の時です。“木組み”の骨組みに興味を持たれて見学においで下さいました。
以来、土壁の見学会や完成見学会などにご参加いただきながら私たちの家づくりを吟味して頂き、「木組み土壁の家」の良さや「楽しく便利な暮らしに視点を置いた家づくり」にご納得いただき、この家づくりをご一緒させていただけることになりました。
さあ、いよいよご自宅の家づくりスタートです!
最初に、「家の中には様々な居場所があって、それらは間仕切るのではないけれど緩やかに区分されている感じ。でも全体に一体感がある空間。そんな家が良いんです」とお話しされました。
家族みんなの生活は同時進行。食事などの一緒に過ごす時間もありますが、勉強をしたりテレビを見たり、それぞれが違う過ごし方をするひと時もあります。そんな時、“お互いが邪魔にならず、でもなんとなく気配が窺い知れる感じ”が良い。
そんなイメージを形にしたのが、この“大屋根でスッポリと包まれた一つ屋根の家”です。
吹き抜けのリビングを中心に、畳の小上がり、ダイニング、キッチン、主寝室、クローゼット、洗面コーナなどの水回り。そして2階の書斎と子ども室。全てが緩やかに繋がった間取りの家。
お互いの気配を感じながら、時には家族に気遣う気持ちも育みながら、二人の男の子たちが元気に育ってくれる家になればと思います。
お庭
深い軒とお庭で育つ落葉樹が夏の日射を遮ります。
デッキ
デッキは石畳から40cmの高さでつくることでお庭とより近い距離感でくつろぐことができます。
夕景
玄関
縦格子の引戸は吉野杉で製作しました。格子と欄間によって明るく気持ちの良い玄関になりました。
リビング
大屋根の勾配なりに高く広がるリビングは家の中心です。
幅2.3mの南の大窓は全開できるよう、障子、ガラス戸、網戸、雨戸が全て壁の中に納まります。
畳の間
リビングに隣接した3畳敷きの小上りです。
ダイニング
オリジナルのダイニングチェアと大工さんが製作した収納ベンチに座って食卓を囲みます。
キッチン
直列で隣接させることで食事の準備片付けがとてもスムーズ。大好評のレイアウトです。
オーダーキッチン
住まい手のご要望を伺って、引出しのレイアウト、サイズから素材選びまでフルオーダーメイドです。
造作食器棚
キッチンの振り返りには、同じ栗材で製作した食器棚を造りつけました。
洗面コーナーとパントリー
廊下と兼用することで省スペース化をはかりました。
脱衣室
衣類乾燥機とドラム式洗濯機を積み、その横にはアイロン掛けや畳んだりできるカウンターを造りつけました。
浴室
低い位置に窓を配置し、お風呂に入りながら坪庭を眺められるように計画しました。
トイレ
腰板と中塗り仕舞の左官壁が落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
クローゼット
左手には既製品の衣装ケースを活かして計画した杉板の造作棚、右手にはハンガーパイプを2段配置しました。
主寝室
ホームワーク等に使える奥様の書斎を併設しました。振り返りには本棚があります。
子供室
リビング吹き抜け
大屋根を支える磨き丸太は足柄の山で住まい手ご家族が選んで伐採してもらいました。
書斎
旦那様の書斎です。今では在宅ワークも増え、大活躍しているそうです。
プラン
