【終了しました】『木と土の家』のつくり方 【建前編】 の ご案内
「建前」とは、それまで大工さんの作業場で刻み加工された「柱」や「梁」を現場で組み上げる作業のことを言います。
その部材の数は、実に200本を超えます。
ホゾや仕口継手が細かく刻みこまれた部材は、それだけ見てもカッコいい!
一本一本がまるで木の彫刻作品のようです。
それらがパズルを組み立てるように組み上がっていく様は見ていても飽きないほどです。
大勢の大工さんの手で、一気に骨組みが組み上がって行く様子を是非見にきてください!
ココが見所!!
1. 骨太な無垢の木の構造材
桧(ひのき)の柱。杉の梁(はり)
構造材には、骨太な自然乾燥の無垢の木を使います。
もちろん、全て日本の山で育った木です。
2. 金物を使わない『木組み』の構法
「木組み」は、金物を使わずに木と木を一体的に組むことで家の骨組みをつくる構法です。
地震国で受継がれてきた大工技術『木組み』の安心感を現場で感じて下さい。
3. 『土壁』のための通し貫(とおしぬき)
家の骨組みが組み上がると、『土壁』の作業がはじまります。
今回の構造見学会では、土壁の家には欠かせない「通し貫」にも注目して下さい。
「通し貫」とは、柱を貫通させて取り付ける木材で、
くさびでしっかりと固定することで、地震に対して柔軟で粘り強くはたらく骨組みができあがります。
4.デザインされた「見せる骨組」
丹羽アトリエの設計する家は、構造材を隠さない「真壁造り」の家です。
力強く、美しくデザインされた架構をご覧下さい。
5.まるでお祭り!賑やかな建前
大工の棟梁は、この日にむけて、一本一本の木を丁寧に手加工してきました。
建前の当日は、仲間の大工と一丸となって骨組みを組み上げます。
大工の掛声と掛矢(かけや)の音が響く、賑やかな建前の風景も『木組み』の家ならではの愉しみです。
ご案内
本見学会の募集を開始します。
参加をご希望の方は以下の申込みフォームよりお申込みください。
日時:2023年6月4日(日)
〈午前の部〉9時30分 〜
〈午後の部〉14時30分 〜
参加費:無料
場所:愛知県知多郡東浦町
※お申し込み頂いた方には、ご案内をお送りさせて頂きます。
※申込時にご記入頂いたご連絡先、住所等を営業目的で利用することはございません。
【全体のスケジュール】
現場の進行状況に合わせて、随時開催をしていきます。
日程が決まり次第、当ページ内にて掲載して参りますのでご確認ください。
\ 4月22日開催しました/
第1回 大工さんの加工場へ出掛けましょう!
手刻みだからこそ活きる “木の家” とは一体どんなことでしょうか。
ちょっと気になりませんか?
\ 6月4日開催/
第2回 木組みの建前を見に行きましょう!
力強くってカッコいい骨組みが出来上がっていく様子に、きっと見とれてしまいますよ!
\ 6月下旬予定/
第3回 竹木舞と土壁塗りの様子を見に行きましょう!
網状に編まれた竹木舞を透かす日差しの美しさや、
通り抜ける風の心地よさを感じながら、
どうして土壁が家を快適にしてくれるのか。
実は地震に強くて火事にも強い家になるってことを、
わかりやすくお話ししたいと思います。
\ 9月中旬予定/
第4回 大工さんの板張りの技を見にいきましょう!
それを上手く活かすことで、そこに木の家ならではの魅力が生まれます。
その決め手は、何と言っても大工さんの腕と感性!
“職人の技” とは果たして一体どんなものなのか・・・。
是非見に来てください。
\ 11月中旬予定/
第5回 無垢の木でつくるオリジナル家具 の制作現場を見てみよう!
その鍵を握っているのは・・・“家具”。
キッチンや造り付けの食器棚、サイドボード、テレビ台。
どの場所にどんな収納があると便利なのでしょうか?
その作り方や素材は?
\ 11月下旬予定/
第6回 木製建具の製作現場を見に来ませんか!?
職人が一つずつ丁寧に作る建具には日々の開け閉めを快適にするためのノウハウがたくさん詰まっています。
実は奥の深い建具の世界を見に行きませんか?
\ 12月上旬予定/
第7回 左官屋さんのコテさばきを見に来ませんか!?
自分でも簡単に塗れるんじゃないかな、って思ってしまうくらい。
コテ塗り体験もしてみませんか!?
\ 12月下旬予定/
第8回 完成見学会
たくさんの職人さんが腕にヨリをかけてつくってくれた家がとうとう完成!
養生シートも外れて全貌があらわれました。
モデルハウスではない実物の家を体感することで、
“暮らしのイメージ” と “プランニング” の関係性を、
是非、肌で感じてみてください。