この家は豊川市の郊外に建つ、延べ床面積約31坪の木組みの家です。 敷地は愛知県の東部を流れる豊川沿いで、廻りは梨畑が広がる穏やかな農村地帯です。この家の施工をお願いしたオダ工務店さんは、日頃から地元三河木材の家づくりに取組んでおられます。そこで今回は三河産の杉桧で構造材から造作材までをまかなうことにいたしました。 敷地のすぐ近くを流れる豊川を上流に向ってさかのぼると、そこは三河材の産地、奥三河です。車で走ること約1時間。20キロほど奥まった山です。
この家の軸組は梁勝ちに通す、いわゆる渡り顎構法としました。極力長い梁を通して配置し、その直行方向の梁を半掛けにしてがっちり組むことで、全体を一体的に固める骨組みです。 この家の骨組みには6から7mの長材を20本以上使っています。 一階の間取りはリビングを中心にしたシンプルなもの。 東側にダイニングとキッチン。西側には引き込みができる襖で仕切られた六畳の畳の間。そして北側には水回りをまとめて配置いたしました。 二階は主寝室と、二区画に仕切ることを考慮した十畳半の個室です。 南に面して間口の広いバルコニーは布団干しに最適です。
川上と川下を繋ぐ家。
地元の杉と桧のとても良い香りのする、気持ちの良い家が出来上がりました。