| 水野坂の家 −大きな開口の家− |
Photo 1
|
|
|||||||||||||||
|
2002年 12月 竣工
|
| 瀬戸市水野坂に建築した、 伝統木組みで造る自然住宅です。 住まい手は、夫婦二人と小学ニ年生のお姉ちゃん。 そして保育園の僕の4人家族です。 規模は延べ面積約45坪の木造二階建。 吹き抜けのリビングダイニングを中心に、キッチンや中二階のギャラリー(勉強と遊びのためのスペース)、二つの子供室が接する配置で、どこにいても家族の気配が分かる、一体感のある内部空間の家です。 |
|
| デッキより居間・食堂を見る |
| この水野坂は平成2年から造成され、新しく誕生した住宅団地です。予定住戸数1970戸、総面積約68ヘクタール。実に名古屋ドーム14個分の広大な新興住宅地です。 現在の住戸数はおよそ800戸。どの家もここ数年の内に建てられた新築です。 その一つ一つは、よく見るとそれぞれの形や色、庭のつくりが様々で、建て主の方々がたいそうこだわって造られた様子が大変よく伺い知れます。ただ、不思議なことに、どの家も無表情で無機質な感じがします。全体としてはとても均質な印象で、今一つ町並みに暖か味がないようにも思います。しかし、これは水野坂だけに限ったことではなく、今の日本の住宅地に共通することなのかもしれません。 『家』はそこに住む家族を守ってくれる器であると同時に、家族みんなが纏う衣服でもあります。ひときわ目立って人目を引く必要はありませんが、そこに住まう住まい手の人柄や家庭の雰囲気みたいなものが、さりげなく、そしてセンスよく漂うような、そんな『家』でありたいと思いますし、一つ一つがそうあれば街も一層楽しくなるのではないでしょうか。 この家の屋根はS型の焼き締め瓦。外壁は竹小舞土壁に土や砂などを混ぜ合わせた漆喰で塗りました。 内部床は厚み3センチの杉本実板。壁には砂漆喰や杉板を張りました。 全体を自然素材の味わいが生きる、柔らかく暖かい雰囲気の家になりました。 |
| 台所より居間・食堂を見る。 階段を上がるとギャラリー、 子供室へとつながります。 |
| キッチンよりリビングダイニングを見る。 | リビングダイニングから奥のキッチンと階段上のギャラリーを見る。 |
| ギャラリー 踊り場にもうけた家族みんなの書斎。 |
子供室:ロフトへははしごで上がります。 子供室からは吹抜に面して居間を見下ろすことができます。 |