家が出来るまでも楽しく

設計段階では間取りが決まってから、収納・電気・設備機器・仕上げ等、何回か打合せをします。
「どんな風が良いかな〜」、「こんな感じにしたいな」
と、写真やスケッチを見たり完成見学会へ行ったりして、自分たちの家を想像しながら決めていきます。
 
その打合せも、もちろん楽しいのですが、
工事が始まってから家が出来るまでも楽しんでもらいたい!
「木と土壁の家」の良さをもっと知ってもらいたい!
という思いから、住まい手さんには色々な体験の提案をしているんです。
 
今回はその一部をご紹介しますね。
 
工事が始まってから最初のお楽しみ体験その1は、「地鎮祭」。
 

 
地鎮祭が初めての方にとっては、何を準備したらいいのか、どんな風に何をするのか...
不安とドキドキではないでしょうか。 それもまた、楽しみの1つなんです。
 
地鎮祭が終わると現場での工事と、大工さんの加工場での材料加工が始まります。
 
  
そしてお楽しみ体験その2は、「大工さんの加工場見学」。
 
丹羽アトリエの木組みの家では、家の骨組みとなる柱や梁といった材料を、大工さんが1本1本色や反り具合等を見ながら加工していきます。
それを実際に見ながら昔からの大工さんの知恵や、建ってからでは見えなくなってしまう加工の技術を学んでいきます。
 

番付(ばんづけ)の付け方、読み方についてのお勉強中。
 

鉋削りの体験をしたり。
 

この細い角材4本も、立派な道具なんですよ。見たことありますか?
...とそんな事を、見たり体験してもらったりしています。
いつも皆さん始めて見聞きする事ばかりで、関心しっぱなしです。
 

大工さんの加工が出来ると、いよいよ家の骨組みを組み上げる日となります。
それがお楽しみ体験その3、「建前(たてまえ)」です。
 

まずは住まい手さん、大工棟梁、丹羽とで建物の四方をお清め。
 

住まい手さんから、大工さんたちへの一言。
 

柱建て体験。
 

金輪継ぎ(かなわつぎ)の、くさび打ち体験。
 

屋根の釘打ち体験。(屋根の勾配によっては危険なので出来ない場合もあります。)
 
建前は家づくりの中では一大イベント。
住まい手さんにも楽しんでもらえるようにと、ちょっとした事ですが色々とお楽しみ体験が満載です!!
 
 
建前が終わってから約1ヶ月後、土壁の下地となる竹小舞が編まれました。
 

タイミングが合えば、竹小舞編み体験も出来ます。
 
 
次のお楽しみ体験その4は、「荒壁付け体験」。
編まれた竹小舞に泥を塗り付けていく作業の体験です。
 

泥を付けるだけ...と言えばそうで、職人さんのお手本を見るとスイスイ〜とやってしまうので、簡単そうに見えるんです。
...が、やってみると押さえの力加減、コテの使い方、仕上りを考えての塗り厚さ等々、奥が深い!!
 
ちょっとした事でも自分で体験してみると、記憶に残るのはもちろん、家にも愛着が湧きますし、
新しい気付きや、物の見方が変わったりと、とっても良い経験になりますよ。
 
子供たちも、新しい体験には興味津々。

 
家づくりを通して、山や木・土など環境の事、職人さんの事などを知ってもらう事で、
どんな風に感じて、感じた事がどう変化していくのか、成長が楽しみです。
 
今回紹介した以外にも、楽しい体験はまだまだあります◎
一緒に家づくりを楽しみましょう!!
 
 
haruna

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