その名も、フシ太郎!

道具マニアの『小針の家Ⅱ』の棟梁が、おもしろ大工道具を紹介してくれました。   その名も、「フシ太郎」     なにをする道具かというと・・・その名の通り木の節(ふし)と関係しています。   木の節には「イキ節」や「シニ節」などと呼ばれる物がありますが、   木の繊維がボソボソで抜け落ちてしまいそうな「シニ節」に埋め木をするために使うのが、   この「フシ太郎」です。 ……

なるほどなるほど!

なるほどォ〜これは面白い!・・・と、 感心感激してしまいました。     もうすぐ着工する『徳重の家』の住まい手が作った模型。   厚口ケント紙に図面をコピーし、 各面を貼り合わせて立体になってます。     屋根を開けると・・・、   ほら、各部屋が入れ子状に入っていますよ。     部屋を一つずつ取り出してみます。   家族もいます。    ……

春奈の現場ルポ その12(小舞掻き)

大工さんの貫仕舞いが終わると、 土壁を付けるための下地になる竹を格子状に編んでいきます。 この作業を「小舞を掻く(かく)」と言います。 地方によっては「えつりを掻く」と言ったりもするんですよ。   名称も様々、小舞の掻き方も基本を元に 職人さん達それぞれに工夫しながら編んでいる人が多いです。         まず縦の竹を貫に編み付けていきます。 次に力骨(ちからぼね……

『阿久比の家』を体感!

ブログ更新が止まっていた『阿久比の家』の現場に行ってきました。   さて、今の様子はというと・・・・・・             ・・・・土壁がついて、こんなにも家らしくなっています!!     僕の頭の中では、背景は湖の畔。   高さを抑えた小さな平屋の家は、とてもおおらかな佇まいでした。       中にお邪魔すると、   上棟時と比べて、ずいぶん部屋らしくなっ……

春奈の現場ルポ その11(貫仕舞い)

大工さんは建前が終わると、次に「貫仕舞い」をしていきます。   貫は柱を貫通して水平方向に入っている杉の板材です。 丹羽アトリエでは、21mm × 105mm のやや厚みのある貫にしています。     貫は竹小舞を固定する為の下地ですが、 実は建物の強度上重要な役割も果たしているんです。   上の写真は貫穴に貫を通しただけですが、穴の方が大きいのが分かりますか? この部分に……

春奈の現場ルポ その10(屋根 板金工事)

屋根に荒野地板を敷いてからは、アスファルトルーフィングという防水シートを敷き、 その上に瓦、又はガルバリウム鋼板で屋根を葺きます。    昔は瓦屋根が多く、湿式工法といって土を沢山屋根にのせて瓦を葺いていましたが、 今は乾式工法といって土は使わずに、 瓦や板金を釘やビスで止めつける工法が主流になっています。   「瓦屋根だと重いから地震に弱い」...とよく聞きますが、そうではありませ……

『緑町の家』 オープンハウスのご案内

『緑町の家』のオープンハウスを開催させて頂きます。     延べ床面積、約30坪の方流れ屋根の家です。   リビングとロフト二階が吹抜けで繋がる内部空間。 広いデッキを介してリビングから庭への繫がり感などなど・・・。      実物大の空間をご覧になりませんか。   日時は以下の通りです。 是非、見学にお出で下さい。   ご希望の方はこちらのホームからお申込み下……

葭原の家 もうすぐ築10年です!

『葭原の家』ができて、間もなく10年になります。   「10年の節目に家全体をチェックしてください」っと、 住まい手から連絡がありました。   これまでにもメンテナンスなどで何度と無く見てきましたが、 改めて家全体を点検するのは竣工以来のこと。   日々の生活で、木の家がどう変化していくのか。 年月を経て朽ちていくところ。 それとは逆に、 使い込まれることで良くなってきた……

祝上棟! 押沢台の家 

新年、目出たくも、押沢台の家が上棟致しました。 前日からの寒波で12日はとても冷え込んで霜で真っ白な朝8時。 お施主様にご挨拶を頂いたあと、 工事の安全を祈念して、 お神酒とスルメで乾杯!   さあ、レッカー始動です。     この家の施行をお願いした工務店はカワイ建築さん。 「丹羽アトリエの木組みの家を是非造ってみたい!」と、 熱いオファーを頂いてましたが、 あれから……

『押沢台の家』建前見学会のご案内

年初め、『押沢台の家』がいよいよ建前を迎えます。     家族4人で暮らす、2階建て延べ面積21坪の “ 超コンパクトハウス ”   コンパクトと言っても吹き抜けのリビング・ダイニング、書斎コーナー、食品室や、 皆で使うクローゼット、6帖の畳部屋、2階にはちゃんと子供部屋が2人分あります。   質は落とさず無駄を無くし、機能十分です。   大工さんが手刻みで加工した柱や梁……

構造材の伐採に行ってきました!

『徳重の家』の柱梁に使う丸太の伐採をしに、 住まい手ご家族と一緒に八百津の山に出かけました。 八百津町潮見の山里は紅葉の見頃もおわり、 ちょっと冷たく透き通るような冬の匂いに包まれていました。       今日の伐採は、母屋に使う太い杉丸太と、 磨き柱として使う桧丸太の合わせて5本です。   ところで、木には “伐り旬” があることをご存知ですか?!   秋から冬に掛け……

『阿久比の家』建前見学会のご案内

『阿久比の家』がいよいよ建前を迎えます。   緩やかな大屋根に覆われた、コンパクトな平屋の家です。     南北の庭を眺められるリビング・ダイニングを中心にして、 西にキッチンと水回り、東に寝室や個室を配置しました。   22坪のコンパクトな平屋に、ゆったりとした生活を描きました。   木と木をしっかり組みあげる熟練の技術によって美しい骨組みが現れます。 木組みの家の ”……

『阿久比の家』上棟に向けて!

早いもので、今年も残り一ヶ月・・・ 年内に上棟を行い、掛矢の音を聞いて気持ちよく1年を締められそうです。 (建前の案内は近日中に!!)    ではでは、現場の状況から。   敷地内の地盤の状態が一様ではないので、ここでは「柱状改良」による地盤改良。 『小針の家Ⅱ』での「表層改良」とは異なる工法です。   大きな重機が入り・・・       丈夫な地盤を目指して、ね……

『城崎通の家』が竣工を迎えます!

建具や家具が納まり、今まで覆っていた室内の養生シートがとれてくると、 『現場』から『住まい』になったなぁと感じます。 それに、木部が表れてくることで、室内が濃厚でフレッシュな木の香りに満ちてくるので、 ついつい長居してしまいます。   検査と外構工事も終え、手直し工事を残すのみとなり、いよいよ竣工を迎えます。   その前の今週日曜日(11/24)にお披露目をする機会をいただきました。……

『徳重の家』の伐採を見に行きませんか?

現在設計中の『徳重の家』の柱と梁を八百津の山へ伐採に行きます。   今回伐採する木は、『東濃桧の磨き丸太柱4本』と『母屋に使う杉丸太2本』の合計6本です。   山での伐採の様子を、住まい手と一緒に見に行きませんか?     木の家づくりは山から始まります! 家を支える柱や梁はどんな環境で生まれ、育てられているのでしょうか? 木の家づくりのスタート地点に触れてみませんか?   ……

『阿久比の家』安全祈願をしてきました

ベテラン先輩に引き続き、”地鎮祭の初心者”がレポートをお届けします。   『阿久比の家』も先日、地鎮祭を迎えました。   当日の朝は、あいにくの曇り空。     雨が降るかな・・・と、立てたテントでしたが、 少しも濡れることなく、無事に式を執り行うことができました。     これからの工事が、安全に行われるように。   末永く、ご夫婦が健康に暮らしていけるように。 ……

『配津町の家』地鎮祭の式次第(流れ)

先日、上棟を迎えた『配津町の家』を少し遡ってレポートします。 まずは地鎮祭から。     担当者として何度も地鎮祭に参列させていただいているのですが、 その式次第は、取り仕切る神主さんによって様々です。   そんな中で、今回初めて体験する儀式がありました。     敷地内へ入る際に、手水桶から柄杓で水を汲み、手と口を清める「手水の儀」です。 どうやら、神社を参拝する折……

『城崎通の家』完成見学会のご案内

『城崎通の家』が竣工を迎え、11月24日(日)に完成見学会を開催いたします。      間口5メートル弱の狭小敷地に、木組みと土壁の家が建ち上がりました。   一階には指圧マッサージ室があり、 仕事場と暮らしの場が、ひとつの屋根の下に同居するコンパクトな家です。 優しい土の色合いと温かみのある杉板がつくりだす、癒しの空間がご覧頂けます。   「自然素材を活かした家」「国産材を……

『薪割り会』のご案内

薪割り会のご案内をいたします。   季節もだんだん秋めいてまいりました。 薪ストーブに火を灯す日が待ち遠しい方も、そろそろいらっしゃることでしょう。    そんな折、『牛山の家』の住まい手からお誘いを頂きました。   ”薪割り”や石窯での”ピザづくり”、大きな望遠鏡での”天体観測”。 なかなか体験できないイベントが盛り沢山です。 是非、ご参加ください。 一緒に楽しい時間を過……

ようこそ、丹羽アトリエへ!!

これから、みなさんに丹羽アトリエの内部をご紹介致します。             鉄骨と自然素材のアトリエ   玄関を開くと、左官と杉のやわらかい雰囲気が出迎えます。   剥き出しの鉄骨梁を横目に階段を上がれば、   そこが丹羽アトリエの仕事場です。          普段は桧の柱を表しにした真壁造での設計を得意としています……